ENCYCLOPEDIA · 北欧神話

エルフ

Álfar

神々や人とは別の種族。天のアールヴヘイムに住む太陽より美しい光のエルフと、地中に住む瀝青より黒い暗いエルフがいる。黒いエルフの国では、神々の宝や縛めが作られた。

光のエルフと暗いエルフ

『散文のエッダ』「ギュルヴィたぶらかし」によれば、天にはアールヴヘイムという所があり、光のエルフと呼ばれる者たちが住む。一方、暗いエルフは地中に住み、姿は似ておらず、性質はさらに大きく異なる。光のエルフは太陽より美しく、暗いエルフは瀝青より黒い。同じ書物は、天の南の上の館ギムレーには、今は光のエルフだけが住んでいると考えられているとも語る。『古エッダ』の「グリームニルの言葉」は、アールヴヘイムを神々が昔フレイに与えた住まいとしてうたう。

黒いエルフの国

神々が狼フェンリルを縛るための紐グレイプニルを作らせたとき、オーディンはフレイの使いスキールニルを、黒いエルフの国の小人たちのもとへ遣わした。「詩語法」では、シヴの髪を切ったロキが、黒いエルフにほかの髪と同じように伸びる金の髪を作らせると誓い、イーヴァルディの息子たちと呼ばれる小人のもとへ行く。

人の運命を定めるノルンのなかにはエルフの一族の者もいる、と「ギュルヴィたぶらかし」は語る。物語では、神々とエルフが並べて呼ばれることも多い。

登場する物語

関連する事典項目

神話事典神々・英雄・怪物・武器・道具・場所を横断して探す。

出典

  1. スノッリ・ストゥルルソン『散文のエッダ』「ギュルヴィたぶらかし」
    原題
    Gylfaginning
    該当箇所
    作品全体。記事ごとの章節は制作記録で特定する
    参照訳
    Arthur Gilchrist Brodeur, The Prose Edda (1916)

    2026-10-28、収録計画のため目次と一部本文を確認。全記事の本文照合済みを意味しない。既存の章別出典レコードは変更しない。

  2. スノッリ・ストゥルルソン『散文のエッダ』「詩語法」
    原題
    Skáldskaparmál
    該当箇所
    作品全体。章番号はBrodeur訳に従い、他版の番号と混同しない
    参照訳
    Arthur Gilchrist Brodeur, The Prose Edda (1916)

    2026-10-28、収録計画のため一部本文を確認。グングニルと神器の製作はこの版の第35章。フロールヴ・クラキは第43章。個別記事の照合は別に記録する。

  3. 『古エッダ』Bellows訳・神々の歌と英雄詩
    原題
    The Poetic Edda
    該当箇所
    作品別の詩名・節を本文制作時に特定する
    参照訳
    Henry Adams Bellows, The Poetic Edda (1923)

    2026-10-28、収録目次を確認。詩ごとの本文確認は未実施。既存の採用詩の章別レコードは維持する。