ENCYCLOPEDIA · 北欧神話
ユグドラシル
Yggdrasil
世界に枝を広げる巨大なトネリコの木。三本の根のひとつは霜の巨人たちの住む方へ伸び、その下にミーミルの泉がある。
世界に広がるトネリコ
『散文のエッダ』「ギュルヴィたぶらかし」第15章によると、ユグドラシルはトネリコの木で、あらゆる木のうちで最も大きく、最もすぐれている。その枝は世界中に広がり、天よりも高くそびえる。木は三本の根に支えられ、根はどれも大きく広がっている。
三本の根の行き先
一本の根はアース神族のもとにある。もう一本は霜の巨人たちのもとへ伸びていて、そこはかつてギンヌンガガプがあった場所だという。三本目の根はニヴルヘイムの上にあり、その下には泉フヴェルゲルミルがある。
根の下の泉
霜の巨人たちの方へ伸びる根の下には、知恵と知識が秘められたミーミルの泉がある。オーディンが片目を担保に水を飲んだのは、この泉である。
同じ章は、ユグドラシルの根のひとつが天にあり、その下にウルズの泉という神聖な泉があるとも語る。神々は毎日そこへ出かけ、裁きの集いを開くという。
登場する物語
関連する事典項目
出典
- スノッリ・ストゥルルソン『散文のエッダ』「ギュルヴィたぶらかし」第15章
- 原題
- Gylfaginning, chapter 15
- 該当箇所
- 世界樹の根・ミーミルの泉・オーディンの眼の担保
- 参照訳
- Arthur Gilchrist Brodeur, The Prose Edda (1916)
古ノルド語原典に対する英訳資料として照合。現代日本語への再話は独自に作成。