ENCYCLOPEDIA · 北欧神話
フヴェルゲルミル
Hvergelmir
ニヴルヘイムにある泉。そこからいくつもの川が流れ出す。
ニヴルヘイムの中ほどに
『散文のエッダ』「ギュルヴィたぶらかし」第4章によると、北の世界ニヴルヘイムは、大地が形づくられるより何代も前に作られた。その中ほどにあるのが、泉フヴェルゲルミルである。
流れ出す川
この泉からは、いくつもの川が流れ出していた。章はそれらの川の名を一つずつ挙げているが、泉そのものの姿や、それぞれの川のありさまについては、ほとんど説明を加えていない。
北から流れてくる川
第5章では、北から流れてくる川に毒が混じっていたと語られる。川は源から遠く離れるうちに固まって氷となり、毒から立ちのぼったしぶきは凍って霜となって、ギンヌンガガプの北側を埋めた。ただし、この項目では、これらの川をフヴェルゲルミルから流れ出た川と同じものとは扱っていない。
登場する物語
関連する事典項目
出典
- 『散文のエッダ』「ギュルヴィたぶらかし」第4〜5章
- 原題
- Gylfaginning 4–5
- 該当箇所
- 世界の始まり、ニヴルヘイム、ムスペル、ギンヌンガガプ、ユミルの誕生
- 参照訳
- Arthur Gilchrist Brodeur (1916), The Prose Edda
第4〜5章の区切りは参照版に従う。