ENCYCLOPEDIA · 北欧神話
スキーズブラズニル
Skíðblaðnir
イーヴァルディの息子たちと呼ばれる小人が作り、フレイに贈られた船。最もすぐれた船で、帆を揚げればいつも順風が吹き、使わないときは布のようにたたんで袋に入れられる。
最もすぐれた船
『散文のエッダ』「ギュルヴィたぶらかし」は、スキーズブラズニルを最もすぐれ、最も巧みな技で作られた船と呼ぶ。イーヴァルディの息子たちという小人がこの船を作ってフレイに与えた。アース神族がみな武器と武具を持って乗りこめるほど大きく、帆を揚げれば、どこへ向かう場合でもすぐ順風が吹く。海へ出る用がないときには、多くのものからたいへん巧みに作られているので、布のようにたたんで袋に入れておける。
同じ章は、最も大きい船は別にあり、それはムスペルの持つナグルファルだと付け加える。
宝の由来
「詩語法」では、ロキがシヴの髪を切った償いに小人のもとを訪ね、イーヴァルディの息子たちが金の髪とスキーズブラズニルと槍グングニルを作ったと語られる。ロキはこの船をフレイに与え、その性質を告げた。『古エッダ』の「グリームニルの言葉」も、昔イーヴァルディの息子たちがスキーズブラズニルを作り、それを輝くフレイに与えたこと、船のなかではスキーズブラズニルが最もすぐれていることをうたう。
登場する物語
関連する事典項目
出典
- スノッリ・ストゥルルソン『散文のエッダ』「ギュルヴィたぶらかし」
- 原題
- Gylfaginning
- 該当箇所
- 作品全体。記事ごとの章節は制作記録で特定する
- 参照訳
- Arthur Gilchrist Brodeur, The Prose Edda (1916)
2026-10-28、収録計画のため目次と一部本文を確認。全記事の本文照合済みを意味しない。既存の章別出典レコードは変更しない。
- スノッリ・ストゥルルソン『散文のエッダ』「詩語法」
- 原題
- Skáldskaparmál
- 該当箇所
- 作品全体。章番号はBrodeur訳に従い、他版の番号と混同しない
- 参照訳
- Arthur Gilchrist Brodeur, The Prose Edda (1916)
2026-10-28、収録計画のため一部本文を確認。グングニルと神器の製作はこの版の第35章。フロールヴ・クラキは第43章。個別記事の照合は別に記録する。
- 『古エッダ』Bellows訳・神々の歌と英雄詩
- 原題
- The Poetic Edda
- 該当箇所
- 作品別の詩名・節を本文制作時に特定する
- 参照訳
- Henry Adams Bellows, The Poetic Edda (1923)
2026-10-28、収録目次を確認。詩ごとの本文確認は未実施。既存の採用詩の章別レコードは維持する。
