ENCYCLOPEDIA · 北欧神話

イザヴォッル

Iðavöllr

アースガルズの中ほどにある野。世界のはじめに神々が集まって館や鍛冶場を作った所で、世界の終わりのあとには、生き残った神々がふたたびここに集まる。

はじめの集い

『散文のエッダ』「ギュルヴィたぶらかし」によれば、アースガルズができたとき、オーディンは支配者たちを定め、町の中ほどのイザヴォッルで運命を定め町の計画を相談させた。神々はまず十二の座と高座のある館を作り、女神たちの館を作り、鍛冶場を建てて槌や金床などの道具を作り、金を豊かにこしらえた。

『古エッダ』の「巫女の予言」も、力ある神々がイザヴォッルに集まって社と神殿を高く組み、炉を据えて鉱石を鍛え、道具を作ったこと、神々が住まいで安らかに盤上の遊びをし、金に不足しなかったことをうたう。ベロウズの訳注は、この名が詩ではこの節と終わり近くの節にしか出ず、神々の集いの場として以外には現れないと記す。

新しい世界の集い

世界が焼けて大地が海から新しく浮かび上がると、ヴィーザルとヴァーリは、かつてアースガルズのあったイザヴォッルに住む。トールの息子たちも、ヘルの国から来たバルドルとヘズもそこに来て、皆でともに座り、昔のことを語り合う。

「巫女の予言」では、神々はイザヴォッルにふたたび集まって大地を取り巻く大蛇のことや昔の出来事を語り、かつて神々のものだった金の盤(遊びの駒)が草のなかに見つかるとうたわれる。

登場する物語

関連する事典項目

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出典

  1. スノッリ・ストゥルルソン『散文のエッダ』「ギュルヴィたぶらかし」
    原題
    Gylfaginning
    該当箇所
    作品全体。記事ごとの章節は制作記録で特定する
    参照訳
    Arthur Gilchrist Brodeur, The Prose Edda (1916)

    2026-10-28、収録計画のため目次と一部本文を確認。全記事の本文照合済みを意味しない。既存の章別出典レコードは変更しない。

  2. 『古エッダ』Bellows訳・神々の歌と英雄詩
    原題
    The Poetic Edda
    該当箇所
    作品別の詩名・節を本文制作時に特定する
    参照訳
    Henry Adams Bellows, The Poetic Edda (1923)

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