ENCYCLOPEDIA · 北欧神話

フリズスキャールヴ

Hliðskjálf

オーディンの高座。ここに座ると全世界を見渡し、人々のすることがすべて見える。フレイはここに座ってゲルズを見つけ、オーディンはここからロキの隠れ場所を見つけた。

世界を見渡す座

『散文のエッダ』「ギュルヴィたぶらかし」によれば、アースガルズにはフリズスキャールヴという住まいがあり、万物の父オーディンがその高座に座ると全世界を見渡して、人々のすることを見、見たものすべてを知った。同じ書物の別の章は、神々が銀で葺いたオーディンの館ヴァラスキャールヴの中にこの高座があるとする。

『古エッダ』の「グリームニルの言葉」の冒頭の散文では、オーディンと妻フリッグがフリズスキャールヴに座って世界を見渡し、二人が育てた王子たちのその後を見比べて賭けをする。

高座での出来事

あるときフレイが、この高座に座って世界を見渡し、北の巨人の国で美しいゲルズを見つけた。その聖なる座に座った思い上がりの報いとして、フレイは深い悲しみに沈んだと「ギュルヴィたぶらかし」は語る。

バルドルの死のあと、神々を逃れて山に隠れたロキの居場所を、オーディンはフリズスキャールヴから見つけた。

登場する物語

関連する事典項目

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出典

  1. スノッリ・ストゥルルソン『散文のエッダ』「ギュルヴィたぶらかし」
    原題
    Gylfaginning
    該当箇所
    作品全体。記事ごとの章節は制作記録で特定する
    参照訳
    Arthur Gilchrist Brodeur, The Prose Edda (1916)

    2026-10-28、収録計画のため目次と一部本文を確認。全記事の本文照合済みを意味しない。既存の章別出典レコードは変更しない。

  2. 『古エッダ』Bellows訳・神々の歌と英雄詩
    原題
    The Poetic Edda
    該当箇所
    作品別の詩名・節を本文制作時に特定する
    参照訳
    Henry Adams Bellows, The Poetic Edda (1923)

    2026-10-28、収録目次を確認。詩ごとの本文確認は未実施。既存の採用詩の章別レコードは維持する。