ENCYCLOPEDIA · 北欧神話
アウズフムラ
Auðhumla
世界のはじめ、霜のしずくから生まれた牝牛。乳で巨人ユミルを養い、塩気のある氷の塊をなめて、神々の祖ブーリを出現させた。
原初の牝牛
『散文のエッダ』「ギュルヴィたぶらかし」によれば、ギンヌンガガプで霜がしたたり落ちると、すぐにそこから牝牛アウズフムラが生まれた。その乳房からは四筋の乳の流れが出て、牝牛は巨人ユミルを養った。
牝牛自身は、塩気のある氷の塊をなめて養われた。なめた最初の日の夕方には塊から人の髪が、二日目には人の頭が出て、三日目には人の全身が現れた。その者はブーリといい、姿が美しく、大きく力強かった。ブーリの息子ボルと巨人の娘ベストラのあいだに、オーディンとヴィリとヴェーの三兄弟が生まれた。
登場する物語
関連する事典項目
出典
- スノッリ・ストゥルルソン『散文のエッダ』「ギュルヴィたぶらかし」
- 原題
- Gylfaginning
- 該当箇所
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- 参照訳
- Arthur Gilchrist Brodeur, The Prose Edda (1916)
2026-10-28、収録計画のため目次と一部本文を確認。全記事の本文照合済みを意味しない。既存の章別出典レコードは変更しない。
