ENCYCLOPEDIA · 北欧神話
ギャラルホルン
Gjallarhorn
『散文のエッダ』に現れる角。ミーミルが泉の水を飲む場面と、ヘイムダルが吹く場面に同じ名が現れる。
ミーミルが水を飲む角
『散文のエッダ』「ギュルヴィたぶらかし」第15章によると、世界樹ユグドラシルの、霜の巨人たちの方へ伸びる根の下には、知恵と知識が秘められたミーミルの泉がある。泉の主ミーミルは、ギャラルホルンという角でこの泉の水を飲んでいた。そのためミーミルは古い知恵に満ちていた、と章は語る。
オーディンの話との関係
同じ章は続けて、「万物の父」オーディンが泉の水を求め、片目を担保に預けてようやく飲むことができたと語る。ただし、オーディンがこのときギャラルホルンを使ったかどうかは書かれていない。
ヘイムダルの角
同書の第27章では、神々の見張り役ヘイムダルの持つ角もギャラルホルンと呼ばれる。その音はすべての世界に響くとされる。泉の水を飲む場面と、角を吹く場面を、ここではそれぞれの章に沿って紹介する。
登場する物語
関連する事典項目
出典
- スノッリ・ストゥルルソン『散文のエッダ』「ギュルヴィたぶらかし」第15章
- 原題
- Gylfaginning, chapter 15
- 該当箇所
- 世界樹の根・ミーミルの泉・オーディンの眼の担保
- 参照訳
- Arthur Gilchrist Brodeur, The Prose Edda (1916)
古ノルド語原典に対する英訳資料として照合。現代日本語への再話は独自に作成。
- スノッリ・ストゥルルソン『散文のエッダ』「ギュルヴィたぶらかし」第27章
- 原題
- Gylfaginning, chapter 27
- 該当箇所
- 白い神ヘイムダルと、その音がすべての世界に響く角ギャラルホルン
- 参照訳
- Arthur Gilchrist Brodeur, The Prose Edda (1916)
章番号は Brodeur 訳に従う。