ENCYCLOPEDIA · 北欧神話

ギムレー

Gimlé

天の南の果てに立つ、太陽よりも明るい館。天と地が過ぎ去ったあとも残り、正しい人々が住むとされる。

最も美しい館

『散文のエッダ』「ギュルヴィたぶらかし」によれば、天の南の果てに、どの館よりも美しく太陽よりも明るい館があり、ギムレーと呼ばれる。この館は天と地がともに過ぎ去ったときにも立ち続け、よい人々、正しい行いの人々がそこに住むという。スルトの炎が天と地を焼くときに何がこの館を守るのかという問いには、この天の南の上に別の天が、さらにその上に第三の天があり、館はそこにあると考えられている、と答えられる。そこには今は光のエルフだけが住んでいるという。

同じ書物の別の章は、正しい行いをした人はみなオーディンのもとでギムレーと呼ばれる所に暮らし、悪人はヘルへ行き、そこからさらに下の霧のヘルへ行くと語る。世界が焼けたあとの住まいを語る章でも、天のギムレーにいるのが最もよいとされる。

『古エッダ』の「巫女の予言」は、太陽より美しく金で葺かれた館がギムレーに立ち、そこに誠実な者たちが住んで永遠の喜びを得るとうたう。

登場する物語

関連する事典項目

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出典

  1. スノッリ・ストゥルルソン『散文のエッダ』「ギュルヴィたぶらかし」
    原題
    Gylfaginning
    該当箇所
    作品全体。記事ごとの章節は制作記録で特定する
    参照訳
    Arthur Gilchrist Brodeur, The Prose Edda (1916)

    2026-10-28、収録計画のため目次と一部本文を確認。全記事の本文照合済みを意味しない。既存の章別出典レコードは変更しない。

  2. 『古エッダ』Bellows訳・神々の歌と英雄詩
    原題
    The Poetic Edda
    該当箇所
    作品別の詩名・節を本文制作時に特定する
    参照訳
    Henry Adams Bellows, The Poetic Edda (1923)

    2026-10-28、収録目次を確認。詩ごとの本文確認は未実施。既存の採用詩の章別レコードは維持する。