ENCYCLOPEDIA · 北欧神話

アングルボザ

Angrboða

巨人の国に住む女巨人。ロキとのあいだに、狼フェンリル、ミズガルズの大蛇ヨルムンガンド、ヘルの三人の子をもうけた。

ロキの三人の子の母

アングルボザは、巨人の国(ヨトゥンヘイム)に住む女巨人である。『散文のエッダ』「ギュルヴィたぶらかし」によれば、ロキはアングルボザとのあいだに三人の子をもうけた。一人目は狼フェンリル、二人目はミズガルズの大蛇ヨルムンガンド、三人目はヘルである。

神々は、この子どもたちが巨人の国で育てられていること、そして予言によって、この一族から大きな災いが来ることを知った。母の血筋からも、さらに悪いことに父の血筋からも、禍が予想されたという。そこでオーディンは神々を遣わして子どもたちを連れて来させ、大蛇を海へ、ヘルをニヴルヘイムへ投げこみ、狼は神々のもとで育てた。

『古エッダ』の「ヒュンドラの歌」にも、ロキがアングルボザとのあいだに狼を得たとうたう節がある。資料はアングルボザ自身の行いや、その後については語っていない。

登場する物語

関連する事典項目

神話事典神々・英雄・怪物・武器・道具・場所を横断して探す。

出典

  1. スノッリ・ストゥルルソン『散文のエッダ』「ギュルヴィたぶらかし」
    原題
    Gylfaginning
    該当箇所
    作品全体。記事ごとの章節は制作記録で特定する
    参照訳
    Arthur Gilchrist Brodeur, The Prose Edda (1916)

    2026-10-28、収録計画のため目次と一部本文を確認。全記事の本文照合済みを意味しない。既存の章別出典レコードは変更しない。

  2. 『古エッダ』Bellows訳・神々の歌と英雄詩
    原題
    The Poetic Edda
    該当箇所
    作品別の詩名・節を本文制作時に特定する
    参照訳
    Henry Adams Bellows, The Poetic Edda (1923)

    2026-10-28、収録目次を確認。詩ごとの本文確認は未実施。既存の採用詩の章別レコードは維持する。