ENCYCLOPEDIA · 北欧神話
エインヘリヤル
Einherjar
戦いで倒れ、オーディンのヴァルハラに迎えられた戦士たち。毎日中庭で戦っては互いに打ち倒し、食事の時になると館へ戻って飲み食いする。世界の終わりには狼との戦いへ出ていく。
オーディンの養子たち
『散文のエッダ』「ギュルヴィたぶらかし」によれば、オーディンは「戦死者の父」とも呼ばれる。戦いで倒れた者はみな彼の養子であり、オーディンは彼らのためにヴァルハラとヴィーンゴールヴを定めた。英訳はこの戦士たちを「勇士たち」と呼び、同じ書物に引かれる詩ではエインヘリヤルの語が使われる。『古エッダ』の「グリームニルの言葉」も、フレイヤが戦死者の半分を毎日選び、残りの半分をオーディンが得るとうたい、戦死者がすべてオーディンのもとへ行くとは限らない。
ヴァルハラの日々
ヴァルハラに集まった戦士はたいへん多いが、狼が来るときにはそれでも少なすぎると思われるだろう、と「ギュルヴィたぶらかし」は語る。料理番アンドフリームニルが猪セーフリームニルの肉を鍋エルドフリームニルで毎日煮て、夕方にはもとどおりになる。山羊ヘイズルーンの乳房から流れる蜜酒は毎日大樽を満たし、戦士たちがみな酔うほどある。
戦士たちは毎日、服を着るとすぐ武具をつけて中庭へ出て戦い、互いに打ち倒す。それが彼らの楽しみで、食事の時が近づくと馬でヴァルハラへ戻り、席について飲む。
世界の終わりの戦い
「グリームニルの言葉」によれば、ヴァルハラの壁には多くの戸口があり、戦士たちは狼と戦いに行くとき、そこから大勢で出ていく。世界の終わりの戦いでは、アース神族とすべての勇士が武具をつけて野へ進む、と「ギュルヴィたぶらかし」は語る。
登場する物語
現在、関連する物語はありません。
関連する事典項目
出典
- スノッリ・ストゥルルソン『散文のエッダ』「ギュルヴィたぶらかし」
- 原題
- Gylfaginning
- 該当箇所
- 作品全体。記事ごとの章節は制作記録で特定する
- 参照訳
- Arthur Gilchrist Brodeur, The Prose Edda (1916)
2026-10-28、収録計画のため目次と一部本文を確認。全記事の本文照合済みを意味しない。既存の章別出典レコードは変更しない。
- 『古エッダ』Bellows訳・神々の歌と英雄詩
- 原題
- The Poetic Edda
- 該当箇所
- 作品別の詩名・節を本文制作時に特定する
- 参照訳
- Henry Adams Bellows, The Poetic Edda (1923)
2026-10-28、収録目次を確認。詩ごとの本文確認は未実施。既存の採用詩の章別レコードは維持する。
