ENCYCLOPEDIA · 北欧神話
フォルセティ
Forseti
バルドルとナンナの息子。天の館グリトニルに住み、争いごとを抱えて訪れた者をみな和解させて帰すという。
バルドルとナンナの子
『散文のエッダ』「ギュルヴィたぶらかし」によれば、フォルセティはバルドルと、ネプの娘ナンナの息子である。「詩語法」も、バルドルを「ナンナの夫」「フォルセティの父」と言い換える。
金と銀の館グリトニル
フォルセティは天にグリトニルという館をもつ。「ギュルヴィたぶらかし」は天の住まいを数え上げる箇所で、グリトニルの壁と柱はすべて赤い金、屋根は銀でできているとする。
フォルセティの章に引かれる詩と、『古エッダ』の「グリームニルの言葉」では、グリトニルは金の柱に支えられ、銀で屋根をふいた館としてうたわれる。「グリームニルの言葉」はこれを神々の住まいの十番目に数える。
争いを鎮める
法をめぐる争いを抱えてフォルセティのもとへ来た者は、みな和解して帰っていく。「ギュルヴィたぶらかし」は、そこを神々と人々のあいだで最もよい裁きの座と呼ぶ。引かれる詩では、フォルセティは一日じゅうその館にいて、あらゆる訴えを鎮める。「グリームニルの言葉」でも、日々の多くをそこで過ごし、すべての争いを終わらせるとうたわれる。
「詩語法」では、海の神エーギルを迎えた宴で、裁き手に定められた十二のアース神族の一人として高座に座る。資料は、フォルセティが実際にどのような争いを裁いたかという話を伝えていない。
登場する物語
現在、関連する物語はありません。
関連する事典項目
出典
- スノッリ・ストゥルルソン『散文のエッダ』「ギュルヴィたぶらかし」
- 原題
- Gylfaginning
- 該当箇所
- 作品全体。記事ごとの章節は制作記録で特定する
- 参照訳
- Arthur Gilchrist Brodeur, The Prose Edda (1916)
2026-10-28、収録計画のため目次と一部本文を確認。全記事の本文照合済みを意味しない。既存の章別出典レコードは変更しない。
- スノッリ・ストゥルルソン『散文のエッダ』「詩語法」
- 原題
- Skáldskaparmál
- 該当箇所
- 作品全体。章番号はBrodeur訳に従い、他版の番号と混同しない
- 参照訳
- Arthur Gilchrist Brodeur, The Prose Edda (1916)
2026-10-28、収録計画のため一部本文を確認。グングニルと神器の製作はこの版の第35章。フロールヴ・クラキは第43章。個別記事の照合は別に記録する。
- 『古エッダ』Bellows訳・神々の歌と英雄詩
- 原題
- The Poetic Edda
- 該当箇所
- 作品別の詩名・節を本文制作時に特定する
- 参照訳
- Henry Adams Bellows, The Poetic Edda (1923)
2026-10-28、収録目次を確認。詩ごとの本文確認は未実施。既存の採用詩の章別レコードは維持する。





